写真はイメージです。

日本人の足型のルーツと思われるフットプリント(足跡)が福岡県の板付遺跡水田跡地で出土しています。
約2300年前の縄文時代のこの足跡は母趾が強く内側に入り込んだ形で内反母趾のよう!

しかしながら、現代では外反母趾になっていない足に出会う方が難しい程です。

◆歩く機会が減ったこと
◆歩くことを研究して靴を履く機会が無かったこと

この2つが関係しているのかも知れません。

 

外反母趾の原因を私たちは先ず追求することが大切です。

外反母趾の原因を簡単に述べると下記の5つが考えられます。

① 外反母趾になり易い開張足の骨格を親から受け継ぐ場合。

② 先の細いハイヒールを代表とする閉塞性の靴を履くことによる影響を受ける場合。

③ 足のアーチを保つ結合組織がホルモンの関係で弱りその結果、アーチが下がり開張足に進んでしまう。

④ 踵骨外反して、前足部が内側に傾き母趾を下面に押し付け変形を生じさせる場合。

⑤ 慢性関節リウマチ、慢性小児麻痺等病気に伴って生じる場合。

 

外反母趾が進行していく過程について

外反母趾は進行性の疾患だと言われています。

先ずは母趾即ち親指が他の4本の指と並行に外側に曲がり(外反)、脱臼する、この脱臼時の痛みは相当でズキン、ズキンと頭の芯まで響いて夜も眠れず仕事に集中出来ないとおっしゃる方もおられます。

ところが、脱臼が完了して山登りで言う5合目を過ぎた頃になると、靴などの圧迫した痛みは残りますが、外反母趾そのものの痛みは解消されます。

要するに靴を脱げば、すっきりする・・・しかし、変形はその後も進行して参りますので要注意です。

20歳代の頃、パンプスを履き続け外反母趾になっても、やがて脱臼が完了し痛みも解消され、この外反母趾のことを忘れてしまうけれど、50歳前後の更年期の頃になって足の変形が急に酷くなって『大変だ』と大騒ぎする例が少なくありません。

 

閉経期の女性ホルモンの影響

閉経期に女性ホルモンがアンバランスになる影響で、中足骨を結合させている靭帯が緩み、この年代で急速に足の変形が進むことがあります。

 

脱臼後、痛みが減少しても足の変形は続くことを老若男女問わず忘れないで下さい。

そして変形が進行しないように、リハビリなどを始めては如何でしょう。

外反母趾も『保存療法』で改善することが出来ます!

先ずは、私どものようなお店で専門家に足を計測して貰ってください。
そしてご自身に合ったインソール(中底)の制作を依頼するが早道でしょう。

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