気をつけて親指は急には曲がらない・・・!

外反母趾(Hallux Valgus)とは、足の親指(母趾)が変形して小指側に曲がってしまっている状態をいいます。
身体の中心線(正中線)を基準に外側へ曲がっていることを外反というため、外反母趾という病名が付けられています。

外反母趾は、足の親指の長軸線とその親指の骨と関節している第1中足骨の長軸線とのなす角度(Hallux Valgus Angle:HVA)により判断されます。
通常は、ドクターの見解によっても違いますがその角度が15度以上を外反母趾とよびます。

これは母趾(親指)が、強く内側に入り込んで内反母趾の傾向であり、外反母趾とは全く逆の方向へ曲がっている。
その意味では一種の現代病であると言えるのかも知れません。

 

私共の足と靴の相談室を訪れる方の6割に近い人が外反母趾のトラブルを抱えています。

 

最近では外反母趾になっていない足に出会うことの方が難しいようでもあります。

外反母趾になる理由は幾つか考えられます一般的に言われる原因を挙げてみましょう。

 

①外反母趾になり易い横のアーチが落ちた所謂、開張足を親から受け継ぐ場合

  ハイヒール等履いたことのない子供たちの中にも立派な外反母趾が見受けられる場合がある。

 

②閉塞感の高い、即ち先が先の細い靴を履くことによってなる場合。

  下駄や草履を履いていた時代には比較的問題がなかったと同時にアスファルトや現代の床の固さも

  問題があるようです。

 

③足のアーチを保つ結合組織が女性ホルモンの関係で弱くなり、結果アーチが低くなり開張足になり、外反母趾を生じる場合

 

④慢性間接リュウマチ等等多くの原因が考えられる。

外反母趾は一種の脱臼であり、頭の芯までその痛みはズキンズキンと響くと言われる。

 

そして、何よりも問題なのは歩行時、走行時にきちんと着地出来ないことが問題であり、

歩く基本は踵から着地し、外側へ力が移動しそして、足の親指から真っ直ぐ前に蹴りだすことを繰り返すが、

親指、母趾が曲がっていることによってその外側から蹴りだしてしまうことになり、

正しい歩行等が出来ない結果、体が歪んだりしてしまうことにあるようです。

 

外反母趾をなめてはいけない!!

 

 早速ご自身の足を上からじっくりとご覧になって頂きたい。そして、近くの専門家に是非、ご相談下さい。

 もっと詳しくお知りになりたい方はご遠慮なく

 

私共の『足と靴の相談室』弊社ホームページから足と靴の相談窓口へお立ち寄り下さい。
 

靴選びは大切なご自身のお仕事です。どうぞ信頼の出来る靴屋さんに(出来れば私共に)・・

足の変形は一気に進むのではなく、徐々に進んでいくのです。気を付けて!足の親指は急には曲がらない・・
(履きよい靴は毎日を楽しくしてくれます)